経験全部が繋がってる

経験全部が繋がってる

全てのことは、振り返って見ると繋がってるけど、そこにいるときは意識なくてわかんない。って最近改めまして感じておりますデス。

わたし子供の時は失敗すること、間違える事がすごく怖かった。怒られるのが怖かったんだと思う。それで萎縮して、ビクビクしてて、否定されるのも怖くて、自分の意見を言うより合わせる方が楽で、自分の意見を言わない子だった。

わたしは、子供の頃自分のことを優しい人だと思ってた。いつも周りに合わせてて、人に合わせる事、人を優先することが、”優しい”だと思ってた。

そのうち、気付いたら、自分が好きな事がわからなくなってた。今振り返れば、正確には、好きなこともあったんだけど、学生時代は人がいいというものを好きになったりしていた時期が結構あった。

そんな時に、わたしはパソコンを使うことをする仕事をするイメージだけは中学の頃から頭にあって、デジタルコンテンツデザインっていう、Webとか、動画とか、アニメーションやら、あとはデザインの基礎なんかを習う専門学校に行った。

でも、入ってみたらあの時のわたしにはデザインなんて無理だった。わたしからは、デザインのアイデアも発想もなかった。それで、自分のことが嫌いで、自分の好きなものもわからないわたしがデザインなんてできるわけない。何がしたいかわからない。みんなはクリエイティブで羨ましい。なんでここにいるのかわからない。って、悩んで、なぜか、その時の講師の先生にそのことを言いにいった。

先生には、今でもそのことをネタにされるw

わたしは先生に何がしたいかわからないって言った時、なんか涙が出てしまった気がする。苦しかったんだと思う。

それで、先生がアドバイスをくれたりしたんだと思うけど、その内容は覚えてない。でも、人に頼ったこと、人に聞いてもらったことで、わたしはあの時から少し変わったのを覚えている。

あの後、自分の楽しいと思うやり方が見つかって、卒業する時は、わたしの内面がだいぶ変わってたと思う。

”優しい”って話と、この話、一見繋がりのない感じがするんだけど、わたしはこの”デザイン”を学ぶことで、自分に自信を持つ、ということを学び、少し自分が好きになり、自分を曝け出すのが怖かった自分に気がついたんだと思う。

実際には、デザインだけじゃなくて、周りの人の影響も大きかった。わたしの周りは自分大好きって言ってる人が多かったから、その子たちに対して勝手に自分を下にしたり、劣等感を感じたりしていて。自分を好きって言えるっていいなぁ、素敵だなぁって思っていた。

その辺りから、まず自分が自分を好きになろうと思った。

あれから、15年以上がたった今は、自分が大好きになってる。クリエイティブとは程遠い、と思ってたわたしの、クリエイティブの概念も変わって、デザインじゃないけど、わたしは新しい概念をクリエイトするのが楽しいってこともわかって、そういうことをするのが楽しい。

今は、失敗への恐怖も、ない。”失敗”なんて無いという考え方に変わった。全部、経験だし、その経験が、笑いのネタになるから美味しいとすら今は思うw
だけど、あのビクビクしてた自分を知ってるから、今が幸せって思えるし、そういう人にも寄り添えるって思う。

あの時の小さな点と点が、今つながる感じ。人生って面白いね。